残留塩素: 2007年11月アーカイブ

貯水槽の残留塩素

貯水槽のある施設、例えばマンションや学校などでは、常に水の残留塩素濃度を測定する必要があります。残留塩素濃度が下がっているならば原因を究明する必要があるでしょう。屋上にあるなら問題はありません。しかし、1階や地下に貯水槽のある施設では、大雨や冠水のあとに残留塩素濃度が下がる可能性があるため、注意が必要です。冠水のあとは、残留塩素濃度の測定結果が水質汚染の目安となりますので、必ず残留塩素濃度を測定しなければならないのです。マンションなど小規模施設での残留塩素濃度の測定を、条例で義務付けている地域は少ないかもしれません。


しかし、残留塩素濃度は水質汚染を防ぐという意味でも大変重要なことです。会社や学校などにある貯水槽の残留塩素濃度低下には下記のような原因が考えられます。夏休みや、お盆休みなどの連休で、水を使用しなかったときです。このように水道水などは、全く使用しなければ同じ水が長期間貯水槽内で保存されます。多少の使用でも貯水全体の交換にまで及ばないため、夏期休暇中は生水を飲まないなど、とくに注意が必要です。連休の日数が短くてあっても残留塩素濃度の低下は避けられません。ですから、とにかく休み明けは注意しましょう。


また、貯水槽から各部屋につながる水道管の中には、長期間溜まった水が残っていますから、痛んだ水がある可能性が高いのです。ですから、しばらく放流してから利用するのがいいでしょう。また、貯水槽の貯蓄容量が過大なときも注意が必要です。一日の水道水消費に対し、過大に貯蓄できる貯水槽では、溜まった水が長時間貯水槽で保存されることになるため、残留塩素濃度低下してしまう可能性があります。ですから、貯水槽の貯蓄容量は、1日に使用される水道使用量の1/2くらいが望ましいのです。


また、残留塩素は、それば夏場か冬場かによっても使用量は異なると思いますが、とくに水道水の残留塩素濃度低下しやすい夏場の時期に水道使用量が低下する傾向もありますから、注意が必要です。水道水の残留塩素は、実は水を保存するうえでは必要不可欠な消毒薬であることは事実です。マンションや学校の屋上などにある貯水槽では、気温の高い夏場などに、長時間溜まっていると、消毒用の残留塩素が消失して、残留塩素濃度が1リットル中、0.1ミリグラム未満になってしまう可能性があります。残留塩素濃度が低くなると、微生物が繁殖し、水質悪化の原因となってしまうために、常に残留塩素濃度を確認する必要があります。

このアーカイブについて

このページには、2007年11月以降に書かれたブログ記事のうち残留塩素カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは残留塩素: 2007年10月です。

次のアーカイブは残留塩素: 2007年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1